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Channel: こばこのひみつ
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コンパクトなLX用RS232Cアダプタ作成

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前回は、HP200LXとRaspberry Piをシリアルケーブルでつなぎました。ただ、LX側のケーブルはかさばる状態です。
Raspilx40


これでは持ち歩く気になれません。やはり、ケーブルをもっとコンパクトにしないといけません。
そういうわけで、LX側のケーブルを改造することになります。

Raspberry Piとの接続だけ考えれば、LX独自10ピンのシリアルポートから、Raspberry Piにつなげるケーブルが出ているのがいいのでしょうけれど、それだと、Raspberry Pi専用品になってしまいます。LXにDサブ9ピンコネクタが出ていて、かつコンパクトなものが望ましいです。

しかし、純正ケーブルを切るのはもったいないなあ、と段ボールをあさると、使っていないLX用のケーブルが出てきました。先はDIN8ピンコネクタみたいのになっているものです。これなんだっけ、コネパク付属品かな、どうも使いそうにないから、これを切ってみよう。
Raspilx41

ざくっと切ります。細い線が9本出てきました。テスターであたると、そのうち4本しか結線していませんでした。そうかF1015AのDサブ9ピンケーブルみたいに全結線じゃないのか。でもまあ、Raspberry Piに必要なピンはすべて活きているから、これでいいか。
Raspilx42


HPのサイトで、HP200LXのマニュアルをダウンロードして、通信26-8のピン割り当てを調べます。2がRX、3がTX、5がGNDか。茶色がRX、赤色がTX、緑と黄色がGNDというわけか、了解。
秋月電子通商で、Dサブコネクタ 9P・オス(半田付けタイプ)40円と、Dサブコネクタ用シェル 9P50円が材料です。
手持ちの工具として、はんだごて、はんだ、はんだ吸い取り線、ニッパ、ラジオペンチ、ビニールテーブ、マスキングテープ、ピンセット、プラスドライバー、ルーペ、テスター、わに口クリップ、ブレッドボードジャンパーワイヤを使いました。

よしはんだ付けだ、と予備はんだを盛って作業しますた。テスターで確認、よし。Raspberry Piをつなげてみます。画面に何も出ません。
再度ピンを確認。Dサブ9ピンオス側の、左右を間違えていました。はんだを溶かして線をすべて外し、もう一度はんだ付けしなおします。とほほ。
Raspilx45


今度こそ。Raspberry PiとLXをつなげます。おお!出た出た!
Raspilx48

ずいぶんコンパクトになりました。

Raspilx50


ああ、これで十分だなあ。
Raspilx53

念のためこのケーブルも持って歩けば、Raspberry Piの設定ををLXだけあればなんとかなるようになりそうだな。
Raspilx55


今日も楽しみました。


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