![Myrc08 Myrc08]()
HP100LX/HP200LXで、大きな文字でのテキスト閲覧・作成のためのフォントを用意して使えるようにしてみます。
![Myrc07 Myrc07]()
32ドットフォントだと美麗な表示を実現できるのですけれど、これまで24ドットフォントはうまく作れていませんでした。
プログラミングフォント Myrica
を試したら、とても美しい表示が実現できました!
せっかくなので、8ドット、11ドット、16ドット、18×24ドット、24ドット、32ドットのフォントファイルを
作成して試してみます。
HME.EXMで表示してみると、
8ドット
![Myrc01 Myrc01]()
11ドット
![Myrc02 Myrc02]()
16ドット
![Myrc03 Myrc03]()
18×24ドット
![Myrc04 Myrc04]()
24ドット
![Myrc05 Myrc05]()
32ドット
![Myrc06 Myrc06]()
各ドット数の半角と全角のフォントファイルを作成し、FUTOMEでボールド化したファイルも作成します。
フォントをLXのフラッシュにコピーし、JKITフォルダのLXFONT.INIを書き換えます。
A:\font\MYRCH08B.FNT
A:\font\MYRCZ08B.FNT
A:\font\MYRCH11B.FNT
A:\font\MYRCZ11B.FNT
A:\font\MYRCH16B.FNT
A:\font\MYRCZ16B.FNT
A:\font\MYRCH18X.FNT
A:\font\MYRCZ18B.FNT
A:\font\MIGUH24X.FNT
A:\font\MYRCH24X.FNT
A:\font\MYRCZ24B.FNT
;A:\font\MIGUH32X.FNT
;A:\font\MYRCH32X.FNT
;A:\font\MYRCZ32B.FNT
のようにしました。小さめのフォントは半角もボールドに、大きいフォントは半角は
ボールド化前のフォントにして、全角はボールドを組み合わせるのが良さそうに
感じました。
32ドットフォントは大きいので、動作確認後コメントアウトします。
MFONT.INIには、18×24ドットファイルの定義業を追加します。
8 8 16 8 8 8 &Genchomo
8 11 16 11 8 11 &Akagi
; 8 14 14 14 8 16 Font&14
8 16 16 16 8 18 1&6dot
12 18 24 18 12 18 &24x18
12 24 24 24 12 24 2&4dot
16 32 32 32 16 32 &32dot
;20 40 40 40 20 40 &40dot
MFONT.INIファイルは c:\_dat か a:\_dat に 置きます。
( 両方にあった場合は c ドライブの方が優先されます)
24ドットフォントでテキストエディタHMM.EXMを使うとき、処理速度が遅くなるのを
回避するため、LXFBUFやCONFIG.SYSでフォントバッファをデフォルトの1KBから
増やします。8KB程度にするなら、CONFIG.SYSでLXFONTを組み込むときに、
device=a:\jkit\lxfont.exe -fa:\jkit\lxfont.ini /B8
のように、/Bオプションに続けてKB数を入れます。/B8とか/B10とか/B12という感じです。
C:\_DAT\HMM.INIで、キーマクロを使っていると、処理速度に効いてきます。
たとえば、C:\_DAT\HMM.INI内で、
KeyMacroD={Home}{Enter}{Home}20{Date}{Left}{Left}{BackSp}{BackSp}{BackSp}{BackSp}{BackSp}{BackSp}{Right}{Right}/{Date}{BackSp}{BackSp}{BackSp} {Time}
のように定義して、[F5][d]でキーマクロを動作させています。
HMM.EXMはファイル指定が独特で、クリップボードにフルパスを渡すか、
C:\_DAT\HMM.INI内で決め打ちでファイル名を書いてしまうか、という
感じです。
;EditFile=clipfile
EditFile=A:\MEMO.TXT
clipfileにした場合は、X-Finderから起動したり、fullpath.exmやgetfile.exmで編集したい
テキストファイル名をクリップボードに入れてから、HMM.EXMを立ち上げる形です。
![Myrc12 Myrc12]()
24×24ドットがMyricaフォントで綺麗に表示されます。
画面表示行数を増やすため、
18×24ドットのフォントを試すと、これもいい感じです。
![Myrc11 Myrc11]()
なかなか満足できる環境が作れました。
細かい文字が見にくい向きにおすすめできます。
FontX形式に変換したファイルです。
元のフォントファイル一式もアーカイブに入れてあります。
MyricaM_fontx2_20170905.zip
→アップデートしました。一部INIファイルの訂正とDOS/C用フォントファイル追加。(2017/9/7)
MyricaフォントのFontX形式、全角幅16ドットのDOS/C用フォント追加
MyricaMフォントのfontx2形式変換
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2017/09/05
これらのファイルは、tomokuniさんによる、
プログラミングフォント Myrica / Estable
https://myrica.estable.jp/
の、MyricaMをHP100/200LXで利用できるように、FontX形式に変換したものです。
Version 2.011.20160403
のMyricaM.TTCが変換元となります。
変換手順は、
Yoshiki Okaさんの
WFONTX.EXE
を32bit版Windowsで動かし、FontX形式に変換しました。
また、Y.Hanaoka(まるは)さんのFUTOME.EXEでボールド化したファイルも
作成し同梱しました。
FontX形式の変換の際、MyricaM Mを元とし、ボールドのチェックを入れ、
半角および全角のFontX形式ファイルを作成しています。
8ドット、11ドット、16ドット、18×24ドット、24ドット、32ドットの
各ファイルを作成しています。
MYRCH08B.FNT 8ドット半角フォント ボールド
MYRCH08X.FNT 8ドット半角フォント
MYRCH11B.FNT 11ドット半角フォント ボールド
MYRCH11X.FNT 11ドット半角フォント
MYRCH16B.FNT 16ドット半角フォント ボールド
MYRCH16X.FNT 16ドット半角フォント
MYRCH18B.FNT 18×24ドット半角フォント ボールド
MYRCH18X.FNT 18×24ドット半角フォント
MYRCH24B.FNT 24ドット半角フォント ボールド
MYRCH24X.FNT 24ドット半角フォント
MYRCH32B.FNT 32ドット半角フォント ボールド
MYRCH32X.FNT 32ドット半角フォント
MYRCZ08B.FNT 8ドット全角フォント ボールド
MYRCZ08X.FNT 8ドット全角フォント
MYRCZ11B.FNT 11ドット全角フォント ボールド
MYRCZ11X.FNT 11ドット全角フォント
MYRCZ16B.FNT 16ドット全角フォント ボールド
MYRCZ16X.FNT 16ドット全角フォント
MYRCZ18B.FNT 16×24ドット全角フォント ボールド
MYRCZ18X.FNT 16×24ドット全角フォント
MYRCZ24B.FNT 24ドット全角フォント ボールド
MYRCZ24X.FNT 24ドット全角フォント
MYRCZ32B.FNT 32ドット全角フォント ボールド
MYRCZ32X.FNT 32ドット全角フォント
以下はサンプル設定ファイルです。ご参考まで。
CONFIG.SYS
HMM.INI
LXFONT.INI
MFONT.INI
ライセンス
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2017/09/05
「SIL OPEN FONT LICENSE Version 1.1」によるライセンスです。
ASCII文字は、Inconsolata と同じ SIL OPEN FONT LICENSE Version 1.1 のもとで使用することができます。
ASCII文字以外も、源真ゴシック/Mgen+ と同じ SIL OPEN FONT LICENSE Version 1.1 のもとで使用することができます。
源真ゴシック/Mgen+ には M+ OUTLINE FONTS 由来の文字グリフが含まれています。
SIL OPEN FONT LICENSE Version 1.1 の内容は、アーカイブに同梱の LICENSE_OFL.txt に記載されています。
この日本語訳は、以下から参照することができます。
http://sourceforge.jp/projects/opensource/wiki/SIL_Open_Font_License_1.1
M+ OUTLINE FONTS のグリフは、同梱のファイル LICENSE_M+.txt に記載された自由なM+ FONTS LICENSE に基づき使用しています
Myrica は、Inconsolata と 源真ゴシック を合成したフォントです。
MyricaM は、Inconsolata と Mgen+ を合成したフォントです。
フォントデータに含まれる、Inconsolata 由来の文字グリフの著作権は Raph Levien, Cyreal が所有しています。
フォントデータに含まれる、源ノ角ゴシック由来の文字グリフの著作権は Adobe が所有しています。
源真ゴシック/Mgen+に含まれる、M+ OUTLINE FONTS 由来の文字グリフの著作権は M+ FONTS PROJECT が所有しています。