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ChromebookでAndroidアプリを動かす!

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さて、ようやくChromeウェブストアではアプリが足りない場合の話です。自分で開発することもできるでしょうけれど、たとえばAndroidで日常利用しているアプリがChromebookでも動けばいいのに。

…動きます。ChromebookでAndroidアプリ。


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App Runtime for Chrome (Beta)というのがすでにChromebookには組み込まれています。AndroidでもChromebookでも動くアプリは、公式にChromeウェブストアに公開されているものはまだ、Duolingo, Evernote, Sight Words, Vineの4つしかありませんけれど。

仕組み自体はあります。あとは、今後Androidアプリの方で、両対応が広がれば、Chromebookでも豊富なアプリが動作するというわけです。

でも、今、自分が愛用しているアプリを使いたい時は?
既存のAndroidアプリを、Android端末上でChromebookで動くように変換するアプリがあります。それをChrome拡張のデベロッパーモードで動作させるツールがあります。自力で変換することは可能ということです。
なんかヤバそうな話になってきましたね。ヤバい話がだめな場合はここでお帰りください。


さて、早速試します。
ARChon Runtime for Chromeです。
該当のプラットホームのものをダウンロードします。acer Chromebook 11の場合は、Intelで64bitのものになります。
ARChon Custom Runtime 1.2 - x86_64
で試しています。十分実用です。

Screenshot_20150317_at_192849

まずはChromeのメニューでその他のツール - 拡張機能の画面を出します。
右上のチェックボックス □デベロッパーモード のチェックを入れるだけです。開発者用のメニューが表示されるようになります。チェックを外せば元通りのメニーに戻ります。
Windows版Chromeでこれやって不安定になったって?Chromebookでは安定しています。

ダウンロードしたARChonのZIPをローカルで解凍して、[パッケージ化されていない拡張機能を読み込む]のボタンからフォルダを指定します。

Screenshot_20150317_at_192902
なにやら警告が出ています。ここは気にせずどんどん進めます。

次に、Androidアプリです。
ARChon PackagerをAndroid端末にインストールします。
Screenshot_20150315151213
Android端末側でARChon Packagerを起動します。

Screenshot_20150315151218
インストールしているアプリから(Installed apprication)を選びます。

Screenshot_20150315210308

アプリを選択すると、次の画面になります。
ここで、携帯用画面かタブレット用画面か、縦長か横長かを選びます。タブレット用画面で横長が適当でしょう。

Screenshot_20150315161702

ここで、もしそのアプリでChromebookのローカルストレージやSDカードの読み書きをする必要があるなら、チェックをつけます。あまり使わなさそうならチェックしない方が運用が楽です。起動のたびに、読み書きするフォルダを指定する一手間が増えるためです。


Screenshot_20150315151326

すぐに変換が完了しました。
SHARE CHROME APPRICATIONボタンを押してGoogleDriveを選び、できたzipファイルを保存します。保存が終了したら、Android側のアプリは終了です。

Chromebookのファイラーを見ると、Googleドライブにそのzipファイルがすでにできています。なんて簡単なんだ。
zipをダブルクリックして解凍して出てきたフォルダを、ローカルのダウンロードフォルダに入れます。たくさんアプリをARChonで動かすなら、サブフォルダにした方が見やすいかもしれません。

とりあず、gEditorとDroidWingを変換してみました。日本語テキストエディタとeb/epwing辞書アプリです。
Chromebook側は、先ほどのChrome拡張機能の画面で、解凍したフォルダを[パッケージ化されていない拡張機能を読み込む]で指定します。

CHromebook画面左下のアプリメニューに登録されました。
Screenshot_20150317_at_195424

早速起動してみます。本当にちゃんと動くのでしょうか。

Screenshot_20150317_at_200008

DroidWIngちゃんと普通に動きます。素晴らしい。


Screenshot_20150317_at_200115

gEditorも動きました。なんだ、シフトJISも楽勝だったんだ!

そうそう、AndroidのMENUボタンは、ChromebookだとCtrl+ESCです。メニューボタンがなくてもあわてなくて大丈夫です。

こんな感じで、Chromebookは超実用品です。


Chromebookでローカル動作するアプリをセルフ開発してみる

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Chromebookのいいところのひとつに、Chromebookで動作するアプリをChromebookで開発、ビルドできることがあります。

別途Mac OSコンピュータや、Windows PCは必要ありません。Chromebookが1台あれば、Chromeアプリを作成し、動かすことができます。
Screenshot_20150331_at_211444


前々回、Chrome拡張を作りましたが、あれはブラウザのバーに常駐するものでした。これを少し変更して、ブラウザを立ち上げなくても、ローカルで動作できるChromeアプリを、Chromebookで作ってみます。
厳密には、動作確認時に、Windows PCで改行コードが意図した通りに変換できているか確認したり、Chromebookで設定した項目が引き継げているか確かめているので、Chromebookだけで作成することにこだわっているわけではありません。ただ、普通にできるのと、まともにできないのは大きな違いのように感じます。

さて、Chromeブラウザしか動かずオンライン接続していないとほぼ使い物にならないと言われるChromebookですけれど、通常のブラウザ画面とは別に、ローカルで動作するChromeアプリも作成することが可能です。

基本的にはChrome拡張と同じような感じで作成していきます。
Chromebookのローカルドライブである「ダウンロード」に作成するアプリ用のフォルダを掘り、その中に、manifest.jsonを作成します。ぼくはCaretというアプリをテキストエディタとして使って作成しています。
まずbackground.jsというスクリプトを作成します。ここからhtmlをまず開きます。今回はsjispad.htmlというファイルを開いています。この中で別ファイルのスクリプトsjispad.jsをよみこんでいます。
このスクリプトにアプリの処理を書けばよい、ということのようです。

早速試行錯誤してみます。非同期apiというのがなかなか分かりにくいです。

さて、スクリプトを書けたらまずローカルでテストします。Chromeブラウザの[その他のツール]-[拡張機能]の画面を出します。デベロッパーモードのチェックを入れると、開発者用メニューが出てきます。ここで[パッケージ化されていない拡張機能を読み込む]でフォルダを指定すると、manifest.jsonを読んでアプリをメニューに登録してくれます。エラーのあるときは表示されるので、manifest.jsonの内容など修正していきます。

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無事動きました。

ここで、[拡張機能のパッケージ化]でパッケージファイルを作成することができます。

前々回のChrome拡張もそうだったのですけれど、パッケージファイルで運用するより、Chromeウェブストアに上げてしまった方が管理が簡単でした。Chromeウェブストアで公開するには、最初に$5必要ですが、Chromeウェブストアからインストールしておけば、どのデバイスでもChromeでログインすれば同じアプリが使えますし、アップデートも自動でしてくれて、面倒がありません。

そういうわけで、自分しか使わないだろうけれど、Chromeウェブストアに上げて公開します。バグだらけのときは限定公開にしておけば、リンクを知らなければインストールできないので安心でしょう。

デベロッパーダッシュボードから、アップロードします。アプリを作成していたフォルダをzipにしてアップロードします。これがソース一式です。(MITライセンスにしておきました)
スクリーンショットやプロモーションタイル画像が必要になります。これもChromebookで作成します。pixlr Editorで指定の大きさにスクリーンショットが画像を変換したり作成したりしてアップロードしました。

どりあえず作成したアプリに、設定画面を付け加えます。フォントの大きさくらい変えたいよな、というのと、改行コードを選んでテキストファイルに保存したかったからです。


Screenshot_20150331_at_210150

設定はローカルストレージに保存されますが、syncにしておけば、各デバイスをまたいで設定値を利用できるようです。
ついでに入力中のメモ本文をローカルストレージに自動保存しておくようにします。こちらは容量の壁に当たらないように、syncでなくlocalにしておきます。そのデバイスでしか読み込めませんが、十分でしょう。

Chromebookで、シフトJISで保存できるメモ帳もどきを自作できました。


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Shift-JIS pad


自分で使う分にはこれで十分です。こんな風に、比較的気軽にChromebookではローカルで動くアプリを作成することができす。ブラウザしか動かない不自由なマシン、という購入前の印象と、自分で好きにアプリを作って動かせるコンピュータという、実際に手にして使ってみてのChromebookの印象はずいぶん違うものです。

楽しいマシンです、Chromebook。

XPERIA J1とarrows M02にモバイルSUICAがようやく対応

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ずいぶん対応に時間がかかりましたけれど、XPERIA J1と、arrows M02にモバイルSUICAが対応しました。今朝のアップデート後、機種変更が可能になったことを確認しました。

XPERIA J1は発売から半年ほどでようやく対応されました。キャリアモデル流用でない、いわゆるSIMフリースマートフォンでモバイルSUICAでの待望の対応となります。

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おさいふケータイガイド
http://ap.pitsquare.jp/osaifu/fn/

JR東日本:モバイルスSuica 対応機種
http://www.jreast.co.jp/mobilesuica/whats/models.html

各サイトは現在記載がありませんが、今後更新されると思われます。

HP200LX液晶表面黒変の修理

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AKIBA PC Hotline! - ハンドヘルドPC「HP 200LX」の修理済みモデルが税込1.4万円 (取材中に見つけた○○なもの)の記事を見て、いわゆる「ビネガーシンドローム」になったHP200LXの偏光板を交換して中古販売していることを知りました。翌営業日には売り切れてしまったようで、現物を見られませんでした。

液晶点けたらどんな感じの見え具合なのか、わたし気になります。

渋谷東急ハンズに行ったので、偏光板を買ってきました。渋谷店では4Cに偏光板数種の店頭展示がありました。

今回使用したのは、150mm角の接着材なしの偏光フィルムです。一枚分しか切り出せなかったので、次回はAMAZONでも売っている、
ミッドタウン 偏光板 のり無 250角 BSP250

にして複数枚切り出そうと思います。

ビネガーシドロームについては、We love 200LX.さんの(596)HP95LX,100LXも液晶劣化(ビネガーシンドローム): We love 200LX.で4年近く前に話題になっています。
また、アンビンバンコさんのEeePCからiPhoneへで、偏光版あれこれ: EeePCからiPhoneへのように、LXで偏光板の交換を行って修理と偏光板の比較評価がされています。


今回、市販の偏光板への変更後に実用になるのかが気になりますので、とりあえず試してみようと思います。

押入れのLX箱から黒変画面のLXを一つ選びます。100だとABS樹脂がもろくて作業が心配なので、200LXで探して出してきます。

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まずは画面側を外してアース線をニッパで切り、液晶ユニットを取り出します。
金枠のかしめをラジオペンチで曲げて外します。ガラス面と基板をずらさないように指で押さえながら、爪で角から偏光板をはがします。

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二つ目の角で、はがれだしました。

Dsc_0491

途中まで糊も取れていたのですけれど、すぐにシートだけになり、糊はガラス側に残ってしまいました。
はがすと、お酢のすっぱい臭いがきついです。アルコールと水で黒変した偏光シートを洗って、ビニール袋に入れて口を閉じます。これはたまらん。

金枠をとりあえずはめてしまい、LXに戻して偏光板の見え具合を確認します。


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そのまままっすぐだと暗いです。なんか赤っぽいし。


Dsc_0499
傾けていくと緑になります。昔の液晶みたいだな。


Dsc_0500
傾けすぎて緑でも暗くなってきます。


Dsc_0501
ひっくり返すとネガ表示です。


Dsc_0502
うーん、見にくいです。


Dsc_0503
赤っぽいのも暗いしなあ。


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一番明るい角度を探すと、やはりこれくらいです。150mm角だと一枚しか切り出せないなあ。


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油性ペンで保護シールに印を書きます。


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カッターとはさみで適当に切ります。

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切り出しました。
ちなみに、偏光板がないと全く画面が見えません。

問題はガラス面に残った糊で、糊があると黒変したままでした。
2時間近くかけて、無水アルコールとプラ製へらとキムワイプとセロテープで糊はがし作業を行いました。
へらは、シールはがしについてきたへらを使いました。


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金枠の内側に切り出した偏光板をはさみこんでかしめ直します。

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左が今回作業した市販の偏光板に交換したLX、右が純正偏光板のままのLXです。

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色合いがだいぶ違って、黄色っぽくなります。
ただ、写真での印象ほどこの黄色は気になりません。それなりに見やすいです。色自体は気にすることもない感じです。

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一番の問題は、ツルテカシートなので、画面の映り込みが激しいことです。純正と比べるとずいぶん違います。そういえばAKIBA PCウォッチの記事写真も映り込みがありました。

ただ、HP100LX/HP200LXの画面が黒変しても、自力で直せることは分かりました。
偏光シートで、ノングレア/アンチグレアのものがあって、15cm以上なら、買っておけばLXの修理に使えるかも、と覚えておくことにします。

HP100LX/HP200LXの簡単な偏光板交換作業手順

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押入れのLX箱の中を確認すると、HP100LXのほとんどとHP200LXの一部の液晶画面が黒く変色していました。
いわゆる「ビネガーシンドローム」です。偏光フィルムと接着剤が黒く変色して、酢酸臭がしています。

何台か作業して、割と楽に手短に作業するようになりました。

液晶の分解、いりません。トルクスドライバーすら不要です。
絶対に必要なのは、プラスチック製へら、新しい偏光板、新しい偏光板を切るはさみかカッター。
必要だと思うのは、マスキングテープ(なんでもいいです)と無水エタノール。キムワイプかティッシュペーパー。
あるといいのは、両面テープとエコリムーバー(絵具剥がし剤)、へらの予備。カッターマット。無水エタノール容器。

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あ、LXと単3電池はもちろん必要になります。

所要時間の9割は固着した接着剤はがし作業になります。
これが短時間で済めば助かりますが、小一時間は用意しておいたほうが落ち着いて作業ができます。

なにしろ分解しない作業なので、壊す危険性といえば、固着した接着剤をはがすときに使用する溶剤類を余計なところに浸潤させたりたらしたりしてLXの部品に悪影響を与えることが一番になります。それ以外は不器用でもできる簡単な作業になります。

まず、画面中央部から楕円形に黒く変色した、もう使えないとあきらめたLXを用意します。
次に偏光板を用意します。偏光板は15cm以上の大きさのシートです。糊付きと糊なしがあります。
どちでも作業は可能ですが、糊なしの方がはるかに楽です。ケータイ画面保護シートを貼るのが苦手なら、
糊なし(接着材なし)の偏光板がおすすめです。

糊付きの偏光板で、貼り付けるときにホコリが入ってしまった例をお見せします。

Dsc_0621

画面右端下辺りにホコリが入ってしまい、その周辺は丸く浮いています。こんな感じになってしまわないように、貼り付けるのに繊細さが必要となるので、不器用な自分は糊なしがいいと思いました。

1.偏光板 東急ハンズで売っていました。
ミッドタウン 偏光シート250角 粘着あり BS250

次にプラスチック製へらです。ホームセンターで売っています。
2.ヘラ
イノウエ プラスチックマルチヘラ 30 12701
これで主に作業しました。これくらいの大きさがよかったです。お尻が丸くて掌が痛くならないものがおすすめです。

SK11 カーボンスクレーパー 20mm
画面周辺に残った接着剤をゴリゴリ削るのに、先ほどのへらが丸く削れてしまったので、こちらも調達しました。


3.マスキングテープ
なんでもいいです。定番の、
3M スコッチ 塗装用マスキングテープ 18mm×18m M40J-18

を用意しました。

4.無水エタノール
無水エタノールP 500ml


ティッシュペーパーかキムワイプに取って使うので、このままでも問題はありません。ただ、お掃除とかにも使えるので、スプレーボトルに小分けして使っています。
AZ(エーゼット) PETボトルスプレー100mlPS100 B245

5.キムワイプかティッシュペーパー
キムワイプ 12×21.5cm /1箱(200枚入) S-200

もちろん、ティッシュペーパーでもできます。ティッシュペーパーだとほこりが出てしまうので、
いちいち拭き取ったり、マスキングテープでペタペタ掃除する必要が出て面倒なので、
キムワイプがご家庭にも一箱あると楽で便利だとは思います。

6.絵具剥がし剤
ターナー アクリルガッシュメディウム エコリムーバー40ml

定番の固着接着剤溶かし溶剤「ネオ ホルベックス」について、主溶剤のジクロロメタンが胆管癌を発症させる疑いが持たれ、入手できなくなりました。
代替品エコリムーバーでは、固着した接着剤に塗って30分置いても、ほとんど接着剤が溶けてくれません。
ただ、扱いやすさという意味では、作業していてあまり悪影響がなさそうなので、子供のいる家庭でも気軽に使えてありがたいと思っています。結局ヘラでゴリゴリ剥がすことになっても、はがした接着剤が丸まってたまってくれるので掃除が楽です。周囲にマスキングテープを貼っておけばガシガシ作業しても気楽でした。

たとえば自転車チェーン用のディグリーザーを使うのは、たれたり浸潤したりする危険性にかなり注意が必要だと思います。エコリムーバーは不器用でも、粘度が高くて扱いやすかったです。

7.両面テープ

3M スコッチ はがせる両面テープ 超透明 薄手 15mm×1.5m KRS-15
なくても全く問題ありませんが、液晶周りのカバーシールを何度も剥がして粘着が足りなくなったり、
糊なし偏光板をカバーシールで貼って固定してしまうのが今回の簡易的な作業なのですが、
偏光板を小さく切りすぎて固定が不十分になったときも、薄めの両面テープがあれば安心です。


8.こじあけ(不要)
腕時計用のこじあけ工具です。ハンスで売っています。
明工舎製作所 MKS コジアケ 18800 9mm 時計工具
今回は、これを使いました。液晶周囲のカバーシールをはがし始めるときと、古い偏光板を右上からはがし始めるときに使うと、数秒ではがし始められます。ヘラの先端や、爪でもできますから、必須ではありません。
なお、ぼくがLXを分解するときに使っているのは、もう少し幅の広い、
MKS[明工舎] 18810 こじあけ  19ミリ
こちらのこじあけ工具です。こちらでも同様に作業可能です。

コジアケの代わりに、爪でも、ヘラの先端でも、カッターでも、ピンセットの先でも、ブレードの先でも、
それこそフォークの先でもできなくはないです。角を起こせばあとは指でできる作業になります。


さて、用意ができたら作業します。

I.液晶周りのカバーシールをはがします。
右端あたりをヘラやコジアケや爪で持ち上げてはがします。
右端の内側から爪ではがせば大体はがれると思います。

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II.古い偏光板をはがします。
右上か右下の角から、コジアケやヘラの先端や、カッターやハサミやピンセットなどでシート角を起こして、
1-2mm角が持ち上がったら後は指でつまんではがします。途中で割れたら爪で続きを起こしてはがします。
酢酸臭が一気にひろがります。はがした中心部の黒くなった古い偏光板は臭いです。
ビニール袋に入れて口を閉じるか、無水エタノールで洗えば臭いはだいぶ弱まります。
どうせ使わないので、すぐに捨ててしまいましょう。取っておくことなど最初から考えないのがいいです。

液晶ユニットは一切分解せず、LXから取り外しもせずに作業を行います。
金枠の内側に偏光板はおさまっているので、なんとか右角を起こせばはがすことができます。
右側から作業するのは、ガラス面を誤って傷つけてもさほど気にならない場所だからです。

III.マスキングテープを液晶ガラス面の周囲をぐるり貼ります。

IV.固着した接着剤(糊)をはがします。

Dsc_0552

このとき、エコリムーバーをたっぷり塗って2-30分放置すれば、ほんの少し作業が楽になります。
放置しないとガリガリ硬いままですけれど、塗っていれば力づくてはがした糊が丸く集まるので楽です。
中心部はヘラで力を入れれば削れていってなんとかはがれるはずです。プラ製ヘラなので、容赦なくこすります。
掌が赤く痛くなるくらいこすります。

液晶周囲は、なかなか取れずに残ります。
削れた糊は、ティッシュなどてつまんで捨てます。

V.無水エタノールをキムワイプに軽くしみこませ、ガラス面を掃除します。
爪かヘラの角でで周囲に付着した接着剤を丹念にこすり取ります。


VI.偏光板をかざして、一番コントラストの良さそうな角度を見つけて切り抜きます。
Dsc_0625

100LXと200LXでは、たいてい90度は違っています。
市販の偏光板では、少し傾けないと暗い画面になってしまいます。
現物合わせが一番です。
大きさは、液晶金枠の内側に収まる大きさにします。

VII.新しい偏光板を置き、液晶画面外枠のカバーシールを貼って固定します。

切り抜いた偏光板を金枠の内側に入るか置いてみます。はみだした部分をさらに切ります。
大きさがよくなったら、LXの画面のホコリをよくとります。ふいたり、マスキングテープで取ったり。
綺麗になったら、偏光板の両面に貼ってある保護シートをはがして、画面の上に置きます。

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偏光板が金枠の内側に収まったら、カバーシールを貼ります。
粘着が弱いときは、薄い両面テープを貼って固定します。

Dsc_0633

VIII>完成

Dsc_0640

出来栄えが悪くても、偏光板の切り出しが歪んでいても、自分で使う分には、
実用上はほtんど問題にはなりません。

注意するのは、無水エタノールを多くしすぎないことでしょうか。多すぎてはみ出たりしみたりしたら、
電池を抜いておき、しばらくすれば揮発するかと思います。
ヘラで力を入れる分には、あまり問題は出ていません。

画面が中央から黒ずんで使えなくなったLXも、自分で使う分には、不器用でも簡単に
修理できることが分かりました。


ChromeアプリShift-JIS padを更新

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CHromebookに子供用の監視対象ユーザーを追加したついでに思い出して、Shift-JIS padをバージョンアップします。

自分で使うことしか想定していませんでしたので、一般的な仕様ではありません。テキストエディタもどきなのに、検索機能もなく、保存ファイル名は決めうちでした。

まずは検索機能を実装します。JavaSvript標準で正規表現が使えるようです。見直しました。
ただ、テキストエリアのスクロールはピクセル単位のようです。面倒なので近似値でスクロールしておきます。
次に置換機能。置換元は正規表現でも置換先はそうはいきません。でも、改行コードくらい使いたいです。
一つずつ作りこむのは面倒なのでやめます。一応$1や$2は使えるので、

置換元:(\n)
置換先:$1>_
のようにすれば改行コードを保持して置換できるのでこれでよしとします。

ファイル名は、読み込み時のファイル名で書き出すように変えます。

置換は面倒なのでgオプションあり固定にします。これだとアンドゥが要ります。
5段くらいアンドゥできればいいか。最初うまく動きませんでしたけれど、chromeの仕様を確認して直します。

とりあえず動いたのでアップロードします。

Sjispad1

そういえばマニュアルとかないな。設定画面に直書きして済ませます。

Sjispad2


これでいいや。
1年ぶりに触りました。

BitClockで遊ぼう!

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そーたとメイの工作による、NTP時刻自動修正時計BitClock

WLAN電波時計とのことで気になって調べると、なんと手作り感豊かなおもちゃじゃないですか!
時計表示に代えて、WEBの数字情報を取得して表示する機能があるようです。
なにやら自分でカスタマイズできそうです。こりゃ面白い。

最初web情報取得スクリプトが動くのかと勘違いしましたけれど、それは自前でサーバーを用意してサーバーでweb情報取得スクリプトを動かし、数字とピリオド、コロンという時刻形式の情報を二つまでスラッシュ区切りで一行テキストに用意すれば、それをhttpで取得して表示するものっぽいです。


というわけで買ってみます。秋葉の九十九にあるらしいですけれど、行く時間を作れず、PCワンズの通販で済ませます。というわけで今晩届きました。

で、動きません。電池入れたら「UP.2」と出てUSBつないで設定アプリから操作できません。

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初回出荷分はジャンパピンの位置を間違えたので刺しなおすようにと、そーたメイで告知していました。おおおお!すげーぜ。りょーかいだぜ!


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動いた!
mini USBケーブルを探し出すのが一番時間がかかりました。無線LANの設定をして無事NTP自動時刻修正時計が動きました。


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さて、本題のカスタマイズです。

まずはそーたとメイの工作のサンプルスクリプトを自分の管理するサーバーに設置して試します。自分用なので、東京限定にしてしまって動かします。
BitClock用の一行テキスト情報を、公開webサーバーに場所を用意して出力させてみます。

BitClockの設定アプリをWindows 10のPCに入れて、mini USBケーブルでつないでテキストのhttpパスを設定すると、動いたー。

つぎに、サンプルスクリプトを参考に、日の出日の入り時刻を表示するべく挑戦です。
自転車あされんで、日の出時刻を調べるのに一々おーけーぐーぐるしなくてもいいようにしたかったのが動機です。もう自分のためだけの機能ですね。

スクリプトを設置して、crontab -eで毎時更新にしておきました。
こんなスクリプトです。




できたぞー!
こんな感じです。

https://www.youtube.com/watch?v=a_q7_n4OBmY


BitClockで遊ぼう! Windows PCだけでもカスタマイズできた!

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前回、インターネット上のサーバーでwebサイトの情報を取得し変換することで、BitClockを日の出日の入り時刻表示機にカスタマイズしてみました。

でも、BitClockは公開webサーバー管理者でないとカスタマイズできないわけではありません。

そーたメイ - BitClock設定では、自宅のLinuxサーバー等でサンプル同様の中継サーバーを用意することが可能と書かれています。
別にLinuxサーバーでなくても、Windows PCでも電源を入れっぱなしにしておけば、問題なくBitClockでwebサイトの情報を取得するための中継サーバーに使えるはずです。

というわけで、早速やってみます。Windows 10のPCで試します。

自宅LANの中で、中継サーバー、つまり、webサイトの情報を取得し変換、BitClock用のテキスト情報をweb公開する機能を実現できればいいはずです。Linuxの方が慣れていて楽かもしれませんけれど、Windowsの方がPC用OSとして普及してそうです。


- Windows PCでwebサイトの情報を取得する
- Windows PCで取得した情報の必要部分をテキストファイルに変換する
- Windows PCでテキストファイルをBitClock用にweb公開する

どれもできそうです。ただ、自動で一日一回または数回情報取得し変換することと、いつBitClockが表示用テキストファイルを取りに来てもいいように電源を入れっぱなしにしておくこと必要でしょう。

まず、BitClock用に表示用テキストファイルを自宅LAN内に公開する準備をします。
これはIISを有効にすればいいはずです。

コントロールパネル-プログラム-Windowsの機能の有効かまたは無効化を立ち上げます。

20161004

インターネットインフォメーションサービスの左の白四角をクリックして黒くチェックし、[OK]ボタンを押します。

スタートメニューのWindows管理ツールメニューの下に、インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ
ーが追加されるので、立ち上げます。

20161004_1_2


画面左側の接続ペインのコンピュータ名左Vをクリックしてツリーを開き、サイトの左Vをクリックしてツリーを開き、Default Web Siteをクリックします。
画面右側操作ペインのサイトの編集の下の基本設定...をクリックします。
物理パスが表示されますので、そこがBitClock表示用テキストファイル公開場所です。フォルダは好きなフォルダに変更してもかまわないし、そのままなら、例えばc:\inetpub\wwwrootあたりになっているかもしれません。
エクスプローラーでこのフォルダを開き、サブフォルダを一つ作ります。
名前はなんでもいいですがbitclockにしてみます。
作ったフォルダを右クリックして、プロパティを表示します。セキュリティタブで、ここにユーザーがテキストファイルを書き込めるように、アクセス許可を編集します。
[編集(E)]ボタンを押し、上半分でUsersを選び、下半分のフルコントロールの許可の白四角をクリックしてチェックし、[OK]ボタンを押します。

インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャー画面右側操作ペインのwebサイトの管理の開始ボタンを押せば準備完了です。

次に、自動で一日一回または数回情報取得し変換するにはどうしましょう。うーん。
とりあえず昔ながらのバッチファイルで試してみます。最初bitsadmin/Transferでwgetの代わりになるだろうと思っていたのですが、今回の情報提供サイトが動的なコンテンツのためファイルサイズが取得できずエラーになりダウンロードできませんでした、がっくり。

仕方なく、まずwgetをインストールして試してみます。
で、とりあえず動いたバッチファイルはこんな感じです。


REM 東京日の出日の入り時刻をテキストに切り出すスクリプト
REM 要 Wget for Windows
REM http://gnuwin32.sourceforge.net/packages/wget.htm

REM 設定値
set NAME=koyomi
set TMPFILE=c:\Users\ayati\Downloads\%NAME%.html
set TMP1FILE=c:\Users\ayati\Downloads\%NAME%1.html
set TMP2FILE=c:\Users\ayati\Downloads\%NAME%2.html
set PUBFILE=c:\inetpub\wwwroot\%NAME%.txt
set CITYID=13
REM ここまで設定値

set NOWTIME=%time:~0,5%

"C:\Program Files (x86)\GnuWin32\bin\wget" -O %TMPFILE% http://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/sunmoon.cgi?id=%CITYID%
rem bitsadmin.exe /TRANSFER 1 http://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/sunmoon.cgi?id=%CITYID% %TMPFILE%
findstr /c:"Table" %TMPFILE% > %TMP1FILE%
for /f "tokens=14 delims=d" %%i in (%TMP1FILE%) do set TMP1STR=%%i
for /f "tokens=22 delims=d" %%k in (%TMP1FILE%) do set TMP2STR=%%k

echo %TMP1STR:~1,5%
echo %TMP2STR:~1,5%
set TMP3STR=%TMP1STR:~1,5%/%TMP2STR:~1,5%
echo %TMP3STR%/00:00 %NOWTIME% > %NAME%.txt

echo %date% %time% "%TMP3STR: =%/%UPDATE%:00 %NOWTIME% >> bitclock.log

copy /y %NAME%.txt %PUBFILE%


動きましたけれど、さすがにこれではちょっとHTMLが変更になったら使えません。正規表現で置換したいなあ。


というわけで、バッチファイルはあきらめて、せっかくインストールしたwgetもやめてしまい、WSHの機能を使うことにします。

VBScriptで書けば、webサイトからの情報取得と正規表現を利用した切り出し、BitClock表示用テキストファイルの書き込みまでできるし、Windows標準機能です。うんうん、そうしよう、全然知らないけれど、VBScript。


というわけで、なんとか書いてみました。
こんなスクリプトです。

うむ、動いた。

これを定期的に実行します。
コントロールパネル-システムとセキュリティ-管理ツール タスクのスケジュール です。
画面右ペインの操作で、タスクスケジューラライブラリの下のタスクの作成...をクリックします。
適当な名前をつけ、ユーザーがログオンしているかどうかにかかわらず実行するを選び、
トリガータブの新規ボタンで、繰り返し間隔1時間、継続時間無期限を選び[OK]、
操作タブで先ほどのスクリプトkoyomi.vbsを選んで[OK]、
条件タブでスリープの解除をチェックしておいたほうがいいかもしれません。

スクリプトを引数にして、cscriptをプログラムに指定してもいいでしょう。
20161006

実行ユーザーは先ほどのUsersにしておけば、書き込みに失敗することもないはずです。


あとは、BitClock設定アプリで、表示用テキストファイルの場所を設定するだけです。

Screenshot20161005

たとえば、
192.168.1.5/bitclock/koyomi.txt
のように設定します。
IPアドレスは、コントロールパネル-ネットワークとインターネット-ネットワークと共有センターで確認できます。
アクティブなネットワークの表示の接続の右側の接続名をクリックして状態表示し、詳細ボタンを押すとIPv4のアドレスを確認できます。


できました。自宅のWindows PCでもサーバーの代わりになりました。

Dsc_0693


BitClockで遊ぼう! BitClockで自分用情報表示中

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BitClockで遊んでいます。

amazonでも販売していました。ビット・トレード・ワン自身による販売のようです。
WLAN電波時計 BitClock / BTCLK

自分専用実用品として、自転車あされん用情報表示機にしています。スクリプトはほぼサンプル通りと、日の出時刻のスクリプトをくっつけただけです。
今日の日の出時刻と、00-06時、06-12時の降水確率を表示するようにしました。17時過ぎ以降は、明日の降水確率を表示するようにします。

取得スクリプト

BitClock用URL:

情報元:
http://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/sunmoon.cgi (国立天文台)、
http://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/data/db/tide/suisan/txt/2016/TK.txt (気象庁)


こんな感じで使っています。


https://youtu.be/L2os-jjQURk


BitClockで遊ぼう! 自分用スクリプトをPythonで書き直し

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そーたとメイの工作によるWLAN電波時計 『BitClock』カスタマイズの続きです。

前回、自分の自転車あされん用情報表示機にしましたけれど、サンプルスクリプトをぐちゃっといじったままでした。

とりあえず動いたのですけれど、shスクリプトで、ちょっといじる気になりません。


Windows環境ではVBscriptだけで書けたので、LinuxサーバーもPythonあたりで書き直すとシンプルになるような気がします。全然知りませんけれど、Python。

そういうわけで、Pythonで書いてみました。おおー、すっきりした、短くなったー。
でも、Python3で書いて、試したらサーバーはPython2系でした。手直しします。


というわけで、あされん用に、日の出時刻と、朝6時まで、午前中の降水確率を表示するようにBitClockのためのPythonスクリプトができました。

まんぞく満足。


●最近のBitClockで遊ぼう!シリーズ
BitClockで遊ぼう!
BitClockで遊ぼう! Windows PCだけでもカスタマイズできた!
BitClockで遊ぼう! BitClockで自分用情報表示中


●今回のPython スクリプト


#! /usr/bin/env python
# -*- coding: utf-8 -*-
from __future__ import unicode_literals
import urllib, re, datetime, codecs
# 東京日の出日の入り時刻をテキストに切り出すスクリプト

pubfile = '/var/www/html/bitclock/asaren.txt'
#pubfile = r'd:\asaren.txt'

todaynow = datetime.datetime.today()
uptime = todaynow.hour + 2

html = urllib.urlopen('http://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/sunmoon.cgi?id=13').read()
tmptext = re.sub(r'\n', '', html.decode('euc-jp'))
hinode = re.sub(r'.*日の出

([\s0-9:]{5}).*', r"\1", tmptext)

html = urllib.urlopen('http://www.jma.go.jp/jp/yoho/319.html').read()
tmptext = re.sub(r'\n', '', html.decode('utf-8'))
todaykousui = re.sub(r'.*東京地方.*?今[日夜].*?00-06.*?right">([-\d]{1,2})%.*?06-12.*?right">([-\d]{1,2})%.*', r"\1.\2", tmptext)
tomorrowkousui = re.sub(r'.*東京地方.*?明日.*?00-06.*?right">([-\d]{1,2})%.*?06-12.*?right">([-\d]{1,2})%.*', r"\1.\2", tmptext)
if uptime < 14:
kousui = todaykousui
else:
kousui = tomorrowkousui
kousui = re.sub(r'^(0\.[-\d]+)$', r"0\1", kousui)
kousui = re.sub(r'^([-\d]+\.)(0)$', r"\1\2\2", kousui)

pubtext = hinode + '/' + kousui + '/' + str(uptime) + ':00 ' + todaynow.strftime("%H:%M") + ' tokyo'

f = codecs.open(pubfile, 'w', 'utf-8')
log = codecs.open('bitclock.log', 'a', 'utf-8')
f.write(pubtext)
log.write(todaynow.strftime("%Y/%m/%d %H:%M") + ' asaren ' + pubtext + '\n')
f.close()
log.close()

GCP(Google Cloud Platform)でMinecraftサーバーを小一時間で作成、一年間は無料

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GCP(Google Cloud Platform)が便利そうとのことで、試してみます。
気になるのは料金、Google Compute Engineの下から二番目のマシンタイプあたりだと、DTIのServersmanのワンコインVPSよりずいぶんまともに動きます。これだと、1年間トライアル$300 の無料クレジットの範囲内に収まるでしょう。


Minecraftのバージョンが1.12.1に上がったので、今まで立てていた1.12のサーバーにつながらなくなりました。ワンコインVPSで遅くてうまく動かずよく落ちます。じゃあとりあえず、GCPでマイクラサーバーをさくっと立ててみます。

これが、試してみると恐ろしいほど簡単にできます。調べながらやってみて、小一時間でサーバーが立ちます。

Gcp01

手順は公式にGoogle Compute Engine での Minecraft サーバーのセットアップ  |  ソリューション  |  Google Cloud Platformというページがあるくらいです。そちらのページは外部公開して50人程度のユーザーなら普通に動くお大尽有料仕様で、SSD追加したり自動バックアップしたりと実用向けです。

ここでは、公開してサービスするサーバーというより、身内数人でマルチプレイをする程度にしておき、公式のソリューションドキュメントよりさらに簡単に、慣れたら数分でサーバーが立てられるような手順にしてみます。実際やり直したら、10分かかりませんでした。

必要なのは、Googleアカウントです。クレジットカードを登録しますが、無料トライアルが終わると課金されずに停止されますので、支払いにびくびくすることはありません。GoogePlayなどで登録済みなら、そのまま使えます。


まずはGoogle Cloud Platformのサイトで無料トライアルのボタンを押します。

住所や名前、クレジットカードの登録などを確認します。

Gcp02

無事コンソールであるGCPのダッシュボードまで進めたら、プロジェクト(全体の入れ物)を作ります。適当な名前にしておきます。micraとか。

やーめた、となったら、プロジェクトごと削除すればきれいさっぱりなくなります。なるほど素早い開発、何度もやり直すのに向いています。

プロジェクトを作ったら、Compute Engine インスタンスを作成します。これがインターネットサーバーの作成に当たります。
コンソール左側のメニューからCompute Engineを選びます。

20170815_1

インスタンス名は適当に短い名前を付け、マシンタイプをsmall(共有vCPUx1)に変更します。

20170815_2


そのまま作成ボタンを押してしばらく待ちます。

20170815_3

インスタンスができたら、sshで繋げてみます。ブラウザウインドウで開きます。ここが超簡単で、それだけでsshできます。

20170815_11

なにしろ、認証鍵とか自動で準備してくれます。なにこれすごい。

20170815_12

で、つながります。ユーザーもできているし、sudoもできます。なにこれすごい。

これまでありがちな、「はじめてのサーバー、さくらのVPSで最初に必ずやる設定~」、みたいなのがぜんぶ自動でやってくれるという感じです。あわわ。

20170815_13


さて、マイクラのサーバーをたてます。今回1.12.1のサーバーをたてます。

以下の通りのコマンドをコピーして、[Shift+Insert]で貼り付けて[Enter]していけばいいだけです。

sudo apt-get update
sudo apt-get install -y default-jre-headless
mkdir ~/minecraft
cd ~/minecraft/

ダウンロードするサーバーは、https://minecraft.net/en-us/download/serverで、DOWNLOADリンクのアドレスをコピーします。1.12.1でなくもっと新しいのが出たらそこだけ変えればいいでしょう。


wget https://s3.amazonaws.com/Minecraft.Download/versions/1.12.1/minecraft_server.1.12.1.jar

ダウンロードできたら、初回起動です。すぐ終了するので、EULAに同意する必要があります。
java -Xms1G -Xmx7G -d64 -jar minecraft_server.1.12.1.jar nogui
cat eula.txt
sed -i -e 's/eula=false/eula=true/' eula.txt

好きなseedを使いたい場合は、以下の通りです。たとえば1483524782を使うなら、


echo -e "\nlevel-seed=1483524782\n">>server.properties

という感じです。
sudo  su
screen -S mcs java -Xms1G -Xmx7G -d64 -jar minecraft_server.1.12.1.jar nogui

これでマイクラサーバーが起動しました。

[CTRL+a][d]
exit
で抜けます。

マイクラサーバーを停めるには、


sudo su
screen -r mcs

[CTRL+C]
exit

です。
再度マイクラサーバーを起動するのは、

cd ~/minecraft
sudo  su
screen -S mcs java -Xms1G -Xmx7G -d64 -jar minecraft_server.1.12.1.jar nogui
[CTRL+a][d]
exit
ですね。


さらに


exit

で、sshが終わります。


マイクラサーバーは動いたので、公開します。

GCPコンソールの左メニューからVPCネットワークを選び、外部IPアドレスを選択します。

20170815_4_2

エフェメラルから静的に変更します。名前を適当につけて予約して、切り替わるまで数秒待ちます。

20170815_5

次にファイヤーウォールルールを作成します。これもGCPコンソール左のメニューkら選びます。


20170815_6

ファイヤーウォールルール作成ボタンを押して一つ作るだけです。
ルール名は適当につけ、方向は上りを選んだままにしておきます。許可のルールです。

まず、ターゲットはネットワーク上のすべてのインスタンスにします。ひとつしかインスタンス作っていませんから。


次に、ソースIPの範囲は必要な範囲にしました。自分と家族がつなげるようなので、CMANでIPを確認して、適当な範囲にしておきます。

特に範囲を絞らないなら、0.0.0.0/0と入れておけばどこからでもつながります。

指定したプロトコルトポートは、

tcp:25565

と入れます。PC版Minecraftではこのポート番号です。

20170815_10
作成ボタンを押したら、できましたよ。マイクラサーバー立ちました。

PC版マイクラを起動します。
外部IPアドレスのメニューを選んで、IPをコピペします。

20170815_14

いつものようにマイクラでマルチプレイでサーバーを追加します。
20170815_16


というわけで、つながりました。

20170815_15


簡単にもほどがあります。すごいな。


Myricaフォントによる、HP100/200LXで24ドットフォントのテキスト表示・編集環境設定

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Myrc08

HP100LX/HP200LXで、大きな文字でのテキスト閲覧・作成のためのフォントを用意して使えるようにしてみます。


Myrc07


32ドットフォントだと美麗な表示を実現できるのですけれど、これまで24ドットフォントはうまく作れていませんでした。

プログラミングフォント Myrica

を試したら、とても美しい表示が実現できました!

せっかくなので、8ドット、11ドット、16ドット、18×24ドット、24ドット、32ドットのフォントファイルを
作成して試してみます。
HME.EXMで表示してみると、

8ドット
Myrc01

11ドット

Myrc02

16ドット

Myrc03

18×24ドット

Myrc04

24ドット

Myrc05

32ドット

Myrc06


各ドット数の半角と全角のフォントファイルを作成し、FUTOMEでボールド化したファイルも作成します。

フォントをLXのフラッシュにコピーし、JKITフォルダのLXFONT.INIを書き換えます。

A:\font\MYRCH08B.FNT
A:\font\MYRCZ08B.FNT
A:\font\MYRCH11B.FNT
A:\font\MYRCZ11B.FNT
A:\font\MYRCH16B.FNT
A:\font\MYRCZ16B.FNT
A:\font\MYRCH18X.FNT
A:\font\MYRCZ18B.FNT
A:\font\MIGUH24X.FNT
A:\font\MYRCH24X.FNT
A:\font\MYRCZ24B.FNT
;A:\font\MIGUH32X.FNT
;A:\font\MYRCH32X.FNT
;A:\font\MYRCZ32B.FNT

のようにしました。小さめのフォントは半角もボールドに、大きいフォントは半角は
ボールド化前のフォントにして、全角はボールドを組み合わせるのが良さそうに
感じました。

32ドットフォントは大きいので、動作確認後コメントアウトします。

MFONT.INIには、18×24ドットファイルの定義業を追加します。

8 8 16 8 8 8 &Genchomo
8 11 16 11 8 11 &Akagi
; 8 14 14 14 8 16 Font&14
8 16 16 16 8 18 1&6dot
12 18 24 18 12 18 &24x18
12 24 24 24 12 24 2&4dot
16 32 32 32 16 32 &32dot
;20 40 40 40 20 40 &40dot

MFONT.INIファイルは c:\_dat か a:\_dat に 置きます。
( 両方にあった場合は c ドライブの方が優先されます)

24ドットフォントでテキストエディタHMM.EXMを使うとき、処理速度が遅くなるのを
回避するため、LXFBUFやCONFIG.SYSでフォントバッファをデフォルトの1KBから
増やします。8KB程度にするなら、CONFIG.SYSでLXFONTを組み込むときに、

device=a:\jkit\lxfont.exe -fa:\jkit\lxfont.ini /B8

のように、/Bオプションに続けてKB数を入れます。/B8とか/B10とか/B12という感じです。


C:\_DAT\HMM.INIで、キーマクロを使っていると、処理速度に効いてきます。

たとえば、C:\_DAT\HMM.INI内で、

KeyMacroD={Home}{Enter}{Home}20{Date}{Left}{Left}{BackSp}{BackSp}{BackSp}{BackSp}{BackSp}{BackSp}{Right}{Right}/{Date}{BackSp}{BackSp}{BackSp} {Time}

のように定義して、[F5][d]でキーマクロを動作させています。

HMM.EXMはファイル指定が独特で、クリップボードにフルパスを渡すか、
C:\_DAT\HMM.INI内で決め打ちでファイル名を書いてしまうか、という
感じです。
;EditFile=clipfile
EditFile=A:\MEMO.TXT

clipfileにした場合は、X-Finderから起動したり、fullpath.exmやgetfile.exmで編集したい
テキストファイル名をクリップボードに入れてから、HMM.EXMを立ち上げる形です。

Myrc12

24×24ドットがMyricaフォントで綺麗に表示されます。

画面表示行数を増やすため、
18×24ドットのフォントを試すと、これもいい感じです。

Myrc11

なかなか満足できる環境が作れました。
細かい文字が見にくい向きにおすすめできます。


FontX形式に変換したファイルです。
元のフォントファイル一式もアーカイブに入れてあります。

MyricaM_fontx2_20170905.zip

→アップデートしました。一部INIファイルの訂正とDOS/C用フォントファイル追加。(2017/9/7)
MyricaフォントのFontX形式、全角幅16ドットのDOS/C用フォント追加


MyricaMフォントのfontx2形式変換
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2017/09/05

これらのファイルは、tomokuniさんによる、
プログラミングフォント Myrica / Estable
https://myrica.estable.jp/

の、MyricaMをHP100/200LXで利用できるように、FontX形式に変換したものです。
Version 2.011.20160403
のMyricaM.TTCが変換元となります。

変換手順は、
Yoshiki Okaさんの
WFONTX.EXE
を32bit版Windowsで動かし、FontX形式に変換しました。
また、Y.Hanaoka(まるは)さんのFUTOME.EXEでボールド化したファイルも
作成し同梱しました。

FontX形式の変換の際、MyricaM Mを元とし、ボールドのチェックを入れ、
半角および全角のFontX形式ファイルを作成しています。
8ドット、11ドット、16ドット、18×24ドット、24ドット、32ドットの
各ファイルを作成しています。

MYRCH08B.FNT  8ドット半角フォント ボールド
MYRCH08X.FNT  8ドット半角フォント
MYRCH11B.FNT  11ドット半角フォント ボールド
MYRCH11X.FNT  11ドット半角フォント
MYRCH16B.FNT  16ドット半角フォント ボールド
MYRCH16X.FNT  16ドット半角フォント
MYRCH18B.FNT  18×24ドット半角フォント ボールド
MYRCH18X.FNT  18×24ドット半角フォント
MYRCH24B.FNT  24ドット半角フォント ボールド
MYRCH24X.FNT  24ドット半角フォント
MYRCH32B.FNT  32ドット半角フォント ボールド
MYRCH32X.FNT  32ドット半角フォント
MYRCZ08B.FNT  8ドット全角フォント ボールド
MYRCZ08X.FNT  8ドット全角フォント
MYRCZ11B.FNT  11ドット全角フォント ボールド
MYRCZ11X.FNT  11ドット全角フォント
MYRCZ16B.FNT  16ドット全角フォント ボールド
MYRCZ16X.FNT  16ドット全角フォント
MYRCZ18B.FNT  16×24ドット全角フォント ボールド
MYRCZ18X.FNT  16×24ドット全角フォント
MYRCZ24B.FNT  24ドット全角フォント ボールド
MYRCZ24X.FNT  24ドット全角フォント
MYRCZ32B.FNT  32ドット全角フォント ボールド
MYRCZ32X.FNT  32ドット全角フォント

以下はサンプル設定ファイルです。ご参考まで。
CONFIG.SYS
HMM.INI
LXFONT.INI
MFONT.INI


ライセンス
----------
2017/09/05

「SIL OPEN FONT LICENSE Version 1.1」によるライセンスです。

ASCII文字は、Inconsolata と同じ SIL OPEN FONT LICENSE Version 1.1 のもとで使用することができます。
ASCII文字以外も、源真ゴシック/Mgen+ と同じ SIL OPEN FONT LICENSE Version 1.1 のもとで使用することができます。
源真ゴシック/Mgen+ には M+ OUTLINE FONTS 由来の文字グリフが含まれています。
SIL OPEN FONT LICENSE Version 1.1 の内容は、アーカイブに同梱の LICENSE_OFL.txt に記載されています。
この日本語訳は、以下から参照することができます。

http://sourceforge.jp/projects/opensource/wiki/SIL_Open_Font_License_1.1
M+ OUTLINE FONTS のグリフは、同梱のファイル LICENSE_M+.txt に記載された自由なM+ FONTS LICENSE に基づき使用しています

Myrica は、Inconsolata と 源真ゴシック を合成したフォントです。
MyricaM は、Inconsolata と Mgen+ を合成したフォントです。
フォントデータに含まれる、Inconsolata 由来の文字グリフの著作権は Raph Levien, Cyreal が所有しています。
フォントデータに含まれる、源ノ角ゴシック由来の文字グリフの著作権は Adobe が所有しています。
源真ゴシック/Mgen+に含まれる、M+ OUTLINE FONTS 由来の文字グリフの著作権は M+ FONTS PROJECT が所有しています。


MyricaフォントのFontX形式、全角幅16ドットのDOS/C用フォント追加

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※アーカイブ誤りにつき、差し替えました。(2017/9/9)

Myricaフォントによる、HP100/200LXで24ドットフォントのテキスト表示・編集環境設定はシスマネで横24ドットフォントをmfont経由で利用する前提でした。

すっかりVZユーザーというか、DOS/C上での利用のことを忘れていました。
Vz、Mifes mini、SS Editor、Jedなどのテキストエディタが手になじんでいる場合、DOS/Cで
利用するわけですけれど、LXDSPDの仕様で、フォントの横幅は半角8ドット(全角16ドット)に
制限されます。

縦については自由なので、縦24ドットと縦18ドットのフォントファイルも作って追加しました。


まず、縦横とも16ドットでDOS/C上のVzでの表示です。
Scrn0009


LXDSPD.INIに記述を追加します。例えば、
[init]
-e:zoom -v70 -jp -av

[extend]
low=8,8,8,8,16,8
mid=8,12,8,11,16,11
mid12=8,16,6,12,12,12
14=8,15,8,14,14,14
k14=8,16,7,14,14,14
zoom=8,17,8,16,16,16
h18=8,18,8,18,16,18
h24=8,25,8,24,16,24

のような感じです。

LXVMコマンドで切り替えます。
Scrn0010

横16ドット、縦18ドットの表示です。

Scrn0011


横16ドット、縦24ドットの表示です。


Scrn0013

今回追加分も含め、FontX形式に変換したファイルです。
元のフォントファイル一式もアーカイブに入れてあります。
MyricaM_fontx2_20170905.zip


LXFONT.INIの誤り、フォントのアーカイブ漏れに気付いたため、差し替えです。(2017/9/9)

MyricaM_fontx2_20170909.zip

なお、LXFONT.INIは、シスマネ上のMFONT用と、DOS/C用で、それぞれLXFONT_M.INIとLXFONT_C.INIにファイルを別にしています。


→更新しています。(2017/9/10)
MyricaフォントのFontX形式、DOS/C用フォントさらに追加

MyricaフォントのFontX形式、DOS/C用フォントさらに追加

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Vzで使うとして、もう少し縦のドット数の違うものも試してみます。

縦18ドット
Vz18


縦20ドット

Vz20


縦22ドット
Vz22

縦24ドット

Vz24

今回追加分も含め、FontX形式に変換したファイルです。
元のフォントファイル一式もアーカイブに入れてあります。


なお、シスマネ(MFONT)用とDOS/C用は、縦のドット数がかぶるとLXFONTではうまく組み込めないので、
排他利用となります。LXFONT.INIも別にしています。


MyricaM_fontx2_20170910.zip

Windows上でテキスト文頭にタイムスタンプを自動挿入するスクリプトを使ってすばやいメモとり

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Windows環境での、テキストメモをとるときの設定についてです。

ぼくは以前、メモは紙(手帳)を使っていました。今は、データ再利用と数年前の過去記録参照のため、テキストファイルにしています。
ここでは、テキストファイルでメモを取るというのは前提条件として、議論の対象にはしません。
ついでに、アプリ(OneNoteとか紙copiとかKeepとかEvernoteとか)への依存を避けることも前提条件で、議論の対象にはしません。

テキストファイルに文字によるメモをとる、そのためにWindowsでアプリに依存しない汎用的で、とにかくメモを取り始めるまで素早い手順のための設定についてのお話です。

20年前とは異なり、業務上貸与されたPCでは、紙copiをインストールすることも自由とは限りませんし、EvernoteやDropboxのアクセスも制限されているかもしれません。
ぼくはHP200LXを使ってメモをとっていますけれど、これは一般的な環境ではありません。Windows 7やWindows 10の環境はある程度一般的だと思います。

なので、Windows 7/Windows 10で、テキストメモを取るときのなるべく環境に依存せず、かつ手早くメモをとれるごく簡単な環境設定をここでは説明します。

メモ帳の一行目に「.LOG」と入れておくというのが一番近いです。でも、あのタイムスタンプの書式にぼくは耐えられません。
なんで時間が前で日付が後ろなの?普通にそのままソートしないの?改行入れてしまうけど、grepしないの?と思ってしまいます。これは好みではありますので、メモ帳の一行目に.LOGと入れておけばタイムスタンプ付きのメモがとれて、それでかまわない方はWindows標準アクセサリのメモ帳で、一行目に.LOGと入れてお使いください。

じゃあ、どうしているの?という話です。

まず、ぼくが好んでとっているテキストファイルのメモの形式です。

2017/09/16 19:46:39 こんな風に次の行にして、続きを書きます。このため、複数行にわたって図を描くような用途は想定していません。
2017/09/16 19:45:41 複数行ではなく一行の中にメモを書きます。長いときは途中でタイムスタンプ付きで新規行にします。
2017/09/16 19:45:11 新しい内容は上に、古い内容は下になります。逆がよければソートすればよいです。
2017/09/16 19:44:57 こういう内容のメモです。

こんな感じです。

書式としては、


YYYY/MM/DD HH:MM:SS メモ内容

という行を1レコードとしたデータです。
これをこのまま書式整形して印刷するような用途は考えず、必要であれば変形した先で利用します。メモ内容文頭に記号などを入れて分類してもいいのでしょうけれど、それすらほとんどしていません。生データを入れるテキストファイルによるデータベースなので、大事なのは手早く生データを作ることだととらえています。会話をとらえ、蒸発する前にすばやく歪めずにテキストにメモすることが肝要だと思っています。

なので、一瞬でテキスト入力できる状態になっていて、タイムスタンプも自動で入ってくれるのが理想です。もともとHP200LXで構築したやり方ですけれど、Windows 7やWindows 10でも同様にやりたいと思ったわけです。

一瞬でメモのテキストファイルが起動して、一瞬でタイムスタンプが入ってすぐメモを取り始める状態になっているべきだ、それが当たり前だ、と思っています。
タイムスタンプのために、きょう[変換][スペース]いま[変換]とか、ボタンをマウスクリックするとかはありえない、と思っています。そういう意味では、メモ帳の.LOG機能は割と理想に近いものではあるのです。

20170917


ここでは、Windows標準の機能で、

ショートカットキーをメモ用テキストファイルに設定する
タイムスタンプ挿入とカーソル移動のためのスクリプトを作成し、ショートカットキーを設定する

という手順を説明します。スクリプトはWindows標準のWSHであるVBScriptで記述します。


まず、メモ用テキストファイルです。
ポケットひとつの原則に従い、メモ用テキストファイルは1ファイルにするのが楽だと思っています。

ぼくの場合は、個人用のファイル、仕事用のファイルの2種類がありますけれど、使うPCは個人用なら個人用のファイルひとつですし、仕事用PCでは仕事用ファイルひとつですので、ポケットひとつの原則通りです。

年が変わるとファイルを変えます。正確には、月単位で月単位のバックアップファイルを作り、古い行は削除していきます。年が変わると年をファイル名に入れたファイルに分けてしまいます。年に一つのファイルするのは、ほぼ日手帳が年単位に本棚に並んでいるように、テキストファイルで年単位でフォルダ(ディレクトリ)に並んでいる状態にしておいて、grepで検索をかけたり、年が分かっていたらエディタやビューアでファイルを開いて検索をかけるからです。

MEMO.TXT
MEMO2017.zip
MEMO2016.TXT
MEMO2016.zip
MEMO2015.TXT
MEMO2015.zip

といった感じです。MEMO.TXTを常に編集するファイルにしています。これは別途毎日バックアップをとっています。


なので、MEMO.TXTを起動するショートカットキーを設定します。

ショートカットキーの設定は、
テキストファイル(MEMO.TXT)のショートカットファイル(MEMO.TXT - ショートカット.lnk)を作成する。
ショートカットファイルをデスクトップかスタートメニューにコピーする。
コピー先のショートカットファイルのプロパティを開いてショートカットキーを指定する。
という手順です。

20170916_2
テキストファイルで右クリックして、ショートカットの作成を選びます。デスクトップに置いていいなら送るでデスクトップを選んだら一操作ですみます。

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ここでは、CTRL+ALT+Mというショートカットキーを設定しています。
デスクトップは整理しておきたいので、ぼくはスタートメニューフォルダにコピーしています。
たとえば、
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu
にコピーするということです。エクスプローラーで表示タブの隠しファイルにチェックを入れれば、このフォルダも表示して貼り付けることができます。

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つぎに、タイムスタンプ挿入のスクリプトです。
スクリプトの内容は単純で、1行目に行挿入してタイムスタンプを入れ、半角スペースを入れてその1行目末にカーソルを位置してすぐメモをとれる状態にするだけです。

VBScriptは単なるテキストファイルです。メモ帳でも以下のスクリプトを貼り付けて保存し、ファイル名の拡張子を.vbsにします。たとえば、
datetime.vbs
という感じです。


Option Explicit
'編集中テキストの文頭にタイムスタンプを挿入する。
Dim strNow, objWshShell
strNow = ""& now() &""
Set objWshShell = WScript.CreateObject("WScript.Shell")
objWshShell.run "cmd /c echo " + strNow + "| clip", 6, 1
WScript.Sleep 30
objWshShell.SendKeys("^{HOME}^v{LEFT}")

このファイルをどこか好きなところに保存しておき、これにショートカットキーを設定します。

「datetime.vbs」をダウンロード

書式は、Windows設定に従っています。
標準では、yyyy/MM/dd HH:mm:ss です。

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ショートカットキーの設定は、
VBScriptファイル(datetime.vbs)のショートカットファイル(datetime.vbs - ショートカット.lnk)を作成する。
ショートカットファイルをデスクトップかスタートメニューにコピーする。
コピー先のショートカットファイルのプロパティを開いてショートカットキーを指定する。
という手順です。

先ほどと同様ですね。

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ここでは、CTRL+ALT+Dというショートカットキーを設定しています。

ここまでで設定は終わりです。

設定したWindows PCで、

CTRL+ALT+M
を押すと、テキストファイルを標準のテキストエディタで開かれます。
テキストエディタを何もいれていなければ、メモ帳で開かれるかと思います。

CTRL+ALT+D
を押すと、日付時間のタイムスタンプが自動挿入され、メモを打てる状態になります。
新規行でメモをさらに書く時も、
CTRL+ALT+D
を押します。


保存は、お使いのテキストエディタの上書き保存のショートカットキーを押してください。
ぼくの場合はCTRL+Sで上書き保存のエディタを使っています。

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こんな感じで、アプリに依存せず、Windows 7/Windows 10の標準の機能だけで設定できる方法を使い、メモをとる準備ができます。
残念ながら、Windows 10 Sというセキュリティを追求しストアアプリしか動かないエディションが出ているようですので、おそらくこのスクリプトは使えないだろうと思います。

好みのテキストエディタをインストールできるなら、そのテキストエディタのマクロなりでやればいい話です。
ぼくもたとえば秀丸では秀丸のマクロで似たような機能のマクロを登録して使っています。

VBScriptで助かるのは、すべてのアプリで利用できるようになることです。たとえばGoogle Keepにタイムスタンプを入れたいときにWindowsでMS IMEでどうすりゃいいの、などと考えなくてもすみます。


マザー固定ピン折れのHP200LX修繕

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使っていてカーソルキーなどが効かなくなる症状が出て、HP200LXを分解したら、筐体を合わせるピンが折れて、反対側に残っています。マザーボードが固定できず、キーボードフレキ接触がうまくいかなくなっています。

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ピンバイスで穴をあけて、代わりの棒を刺そうと思いましたけれど、不器用なためすこし中心からずれて穴があき、横を破ってしまいました。しっぱい。

矢澤さんのサイトに見に行きます。M1.4mmのセルフタップねじで固定しているようです。なるほどー。
200LX故障例,キーコネクタの接続不良をネジ留めにする。[LX-Restore Station]

M1.4の木ネジの入手手段がリンク切れてわかりません。結局、amazonで検索し、類似の木ネジを見つけます。


DealMux M1.4 x 5mmのプラスフラットヘッドセルフタッピングねじファスナー100個

amazonの販売でなくマーケットプレースです。評価140かあ、大丈夫かなあ。安いもんだしと注文します。
発送までは早いものの、中国から郵便です。これは大丈夫かなあ。このパターンはこないこともあります。でも、発送から二週間、無事ポストに投函されていました。

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M1.4mmの極小セルフタッピングねじです。長さは5mmです。


すでにピンバイスで下穴は開いていますので、さくっと入ってねじ止めできました。組み立てて電池を入れると、良好にキー入力できます。よかったー。

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最近は日記はDM200のLinux上でvimで書くことが一番多いですけれど、DM200を持ち歩く気にはなれません。
HP200LXではメモ取りでまだ現役です。


本好きの下克上を読むのに、テキストファイルを連結する

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Honzk1


パドラッパさんに教えてもらった本好きの下克上を読みました。


テキストファイルでダウンロードできます。ただ、ファイルを部分ごとにダウンロードする必要があります。本編は677部分に分かれるので、面倒です。
ファブレットでWebで読んだりしましたけれど、テキストほど扱いやすくないので、どうも困ります。

最初、縦書きPDFなら一括でダウンロードできるので、PDFからコピペでテキストにして読んでいました。ところが、これだとページ番号やよみがなが途中に入ってしまってうまくありません。
面倒だけれど、とにかくテキストファイルですべての部分ファイルを手動でダウンロードしました。

複数のファイルを連結するのはcatしました。ところが、ファイル末尾に改行がないことがほとんどで、catで連結するとファイル先頭の題が前回の末尾にくっついてしまって読みにくいです。

とりあえずPerlで、


open(OUT, ">>alltxt.out");
while($line = <>) {
print OUT $line;
}
print OUT "\n----------\n";
close(OUT);

のようにして、
perl inscrlf.pl %1
というバッチファイルを、
for %%F in (*.txt) DO ins.bat %%F
のように呼び出してみます。これでとりあえずできそうですけれど、他にも問題がありました。ファイル名に部分ごとの連番が付くのですけれど、桁数が異なるとソート順が変わってしまい、順番が狂うのです。

部分ごとにダウンロードしたファイルは、
N4830BU-1.txt
とか、
N4830BU-10.txt
とか、
N4830BU-677.txt
のようになっているのです。

もう一つ、最近Windowsの設定をするときに、常用のPCにはActivePerlをそもそもインストールしていませんでした。Windows 10 でbashが使えるようになり、今ではアプリでUbuntuが入れられるので、そちらで十分になってきたのです。

そういうわけで、Windows 10のUbuntu上で作業することにして、Perlもバッチもやめてしまいます。

Pythonで書くか、shスクリプトで書くか。と思ってググったら、mvでなくrenameというのが便利そうです。これでいこう。

#!/bin/sh
rename 's/-(\d).txt/-0$1.txt/' *.txt
rename 's/-(\d\d).txt/-0$1.txt/' *.txt
echo '----------------------------------------\r\n'>alltxt.out
for file in `\find . -name '*.txt'`; do
    cat $file >> alltxt.out
    echo '\r\n----------------------------------------\r\n'>>alltxt.out
done

「inscrlf.sh」をダウンロード

ワンライナーでなく、SSでも再利用しそうだったので、shスクリプトをinscrlf.shのように改行コードLFでファイルに保存します。

これで、ダウンロードしたテキストファイルをひとつのフォルダに入れておき、Windows 10のUbuntuで、
./inscrlf.sh
とすることで、ひとつに連結したテキストファイルを得られるようになりました。

最近のWindowsがbashを使えたり、アプリでUbuntuを入れられたりするのは、かつての状況からすると本当に良くなりました。個人的に心証が良く、とても好意的にとらえています。


Honzk

Gemini PDAが届きました

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Gemini PDAが届きました。

何の荷物かわからないUPSの通知が届き、24日に香港でUPSに渡り、シンガポール・深セン経由で成田について、特にひっかからずに今日午後配達されました。到着まで早く感じました。

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ダンボールを開けると製品の箱があります。

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INDIEGOGOでちゃんと製品が出来上がるかどうか分からずとりあえず出資したものです。立派な箱に驚きます。
そういえば実機レビューというかファーストインプレッションみたいなのを見かけたGeminiがもしかしてできたのかしらん。

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ふたを開けようとすると、おお、もう一枚。


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やっぱりGemini PDAだ。ちゃんと製造できたんだなあ。

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本体の他に、充電アダプタとTYPE-Cケーブルが下に入っています。


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間には、QUICK START GUIDEに蓋開け用の治具みたいな板が入っています。SIMやmicroSDの交換にはよくあるピンでなくこの板を差し込んで上蓋を開けるようです。
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技適やPSEなどのマークが並んでいます。
SIMはnanoではなくmicroSIMなのでアダプタにはめて差し込みました。

さて、Gemini PDAの外観はスタイリッシュで美しいです。

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上面、底面と、後ろは金属で、これが高級感を感じさせます。

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後ろから見ると、GEMINI by PLANET COMPUTERSと書かれています。この部分は開いたときに足になり、キーボード奥を持ち上げる働きをします。

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(左からGPD Pocket / Gemini PDA / GPD Win / HP200LX / IS01)
大きさは、IS01より一回り大きく、細長いです。デザインした人のセンスの良さが光ります。


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(上からGPD Win / HP200LX ./ IS01 / Gemini PDA / GPD Pocket)
なんと言っても薄いです。この薄さは素晴らしいです。
持っていても、ポケットに入れても、薄さと細さ、金属の手触りで、これは素敵な相棒だと実感できます。
クラムシェルを開くのに指がかかりやすい形で、両手でカチッと開けると適当な角度まで開きます。角度は調整できず途中で止まりませんけれど、良い角度です。

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(左からpomera DM200 / GPD Pocket / Gemini PDA HP200LX / IS01)
キーボードの大きさですけれど、GPD Pocketが近いです。
GPD Pocketは実測重量が500gあるので、実機は別ジャンルという印象ではありますけれど。

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比べると、IS01のキーボードがみじめに使いにくく見えるほどです。
配列はPsion 5そっくりです。ぼくはPsion Series 3の今で言うアイソレーションキーボードのようにキー間に隙間がある方が好みですけれど、机なりに置いて打つ分には打ちやすいです。
上質ではありませんけれど、NetWalkerのような論外キーボードではありません。ちょっとPsion5っぽい。でもあんなに壊れやすくないでしょう。

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(左上から、MediaPad T2 7.0 Pro / kindle paperwhite 左下から、HP200LX / Zenfone 3 Ultra / Moto Z2 Play / Gemini PDA / iPod touch)
画面の大きさも十分です。

重さは、スペックでは320gとなっています。実測ではどうでしょう。


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実測で306gから307gといったところです。microSIMやmicroSDの抜き差しで少し変わってきますけれど、軽量です。

もちろん、IS01の227gより重いとも言えますけれど、細くて薄いのでGemini PDAの方が持ち歩きやすいと感じることもあります。キーボードはIS01よりGemini PDAの方が大きくて打ちやすく感じます。


個人的には、(フラッシュと電池を入れた)HP100/200LXより軽いので、軽い、と感じます。

なにはともあれ、Jota+を入れて試します。ATOKも入れます。


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これまで設定してあったCTRLのショートカットキーはすぐに使えました。
ATOKのかな←→英数切り替えもALlt+SPACEでさくさくです。画面タッチは不要です。

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ああ。いいなあ。
初回起動のセットアップ時に記号がおかしかった(Shift+2で@が出ない等)ですが、一式常用アプリインストール終了したら普通に打てるようになっていました。
なおUSキーボードモデルで日本語利用を選択しています。

とまどったのは長音がFn+oなのとカンマがスペースバーの横なくらいで、すぐにさくさく打てます。


期待したメモ用途には、問題なく使えそうです。2台目ポチりました。
親指打ちだと首がグラグラ揺れて画面が見にくいのが好みと違います。机なりに置いて使うデザインなのだと思います。Psion 5っぽい。ぼくはPsion Series 3の方が親指打ち出来て好きだったので、好みと少しずれますけれど。
親指打ちで首がグラグラするのは、画面を指で支える持ち方に慣れれば問題なく打てそうです。


素敵な金属表面の外観、薄くてスリムな扱いやすさ、重すぎない持ちやすさ、QWERTYキーの快適な大きさ、Android7.1.1と実用的なスペック。机に置いて気持ちよくタイピング。

持っていて、タイプして、わくわくします。心が躍ります。

Gemini PDA、控えめに言って、素晴らしいです。


Gemini PDAとPsion5mx比較、Gemini PDAにストラップ取り付け

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Gemini PDAですけれど、実用品として毎日使っています。ようやくHP200LXのかわりになりそうです。


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Gemini PDAとPsion 5を比べると、キーボード配列はよく似ていますけれど、キーボード打鍵圧はPsion 5ほどの重さではありません。やや軽いです。


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よく見ると、キー個々の大きさも、Gemini DAの方が少し大きいです。特に縦が長いです。

筐体は、Psion 5ほどの重量や厚みがなく、Gemini PDAの方がずいぶん軽く薄いです。

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縦横は近いもののGemini PDAの方が少しだけ小さいです。
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Gemini PDAはPsion 5のようなキーボードがせり出す構造ではなく、シンプルに なっています。これが効いているのでしょう。
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さて、Gemini PDAは金属カバー取り外し用の治具が付属していて、microSIM やmicroSDカードスロットは天面カバーを取り外して行うことは既に触れています。


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この治具で、実は底面カバーも開けられます。バッテリーがおがめます。

ここを利用して、ストラップを取り付けます。

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底面カバー下のネジの一つにストラップを巻き込んで締めなおします。

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筐体やカバーには特に加工はせずに、カバーのもとからある隙間を通して外にストラップを出します。

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とりあえずこんな感じです。


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Psion 5はあまり使いませんでしたけれど、Gemini PDAはメインで使いまくっています。予備機も注文する程度には気に入っています。
Androidなので、普通に使えます。Jota+に少し依存し過ぎているかもしれませんけれど。

Gemini PDAにストラップ2。内蔵アプリでの画面設定。

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Gemini PDAですけれど、ストラップについて試行錯誤しています。

前回のはやや無理やり金属板の隙間から出したため、間が空いていたのが難点です。

今回さらに二種類の方法を試してみました。

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一つ目は、ゴム足固定用の穴を利用する方法です。
Gemini PDAは筐体画面を開くと、うまいことキーボードの奥が持ち上がるような設計になっています。そして接地する角にはゴム線が付いています。

このゴム線は、試しにはがしてみると接着剤で貼ってあるのではなく、固定用のいくつもの穴に突起が差し込まれて固定されているものでした。ずいぶん芸が細かいです。
ゴム足を少し外して、露出した穴がストラップに丁度良さそうなので試しに通してみました。
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これはこれでありかもしれませんけれど、標準のゴム足は外してしまって代替のゴム足を設置しないとうまく収まりません。

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強度は良くありません。金属カバーごと外れる可能性の方が高い気がします。没かな。

次に、ヒンジ部分の金属カバーも付属治具で外れることに気づいたので、ヒンジ固定ネジに止める方法を試してみます。

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ヒンジ金属カバーを外し、ヒンジに固定している三本のネジを外します。
うち角近くの一本を回すようにストラップを通して、ネジをすべて締めなおします


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ヒンジの金属カバーは横に大きめの隙間が空いているので、比較的自然にストラップが出てきます。
強度もヒンジの金属部品にネジで固定しているので、問題ありません。

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これでいってみよう。

ところで、Gemini PDA標準内蔵アプリのApp Barによる画面強制変換の話です。

Psion 5風ランチャですけれど、どのアプリの画面でも、強制的に横長画面にして表示するような機能があります。


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App Barの設定メニューから、
「Force Kadscape」をオンにすると、その後の各アプリが強制横長画面で表示されます。

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ポケモンGOならこんな感じの表示です。アプリによっては使い道があるのかもしれませんけれど、


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ダイヤログの縦の表示が切れたりするので、使い勝手は良くないと思いました。


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設定メニュー一番下の、
「Force Portrait」をオンにします。自動的にForce Landscapeはオフに変わります。
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今度は強制縦長画面です。横長画面のみのアプリも強制的に縦長にできます。できますけれど、これは使いにくいように思います。


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App Barの設定メニューで、「Force Landscape」「Force Portrait」の両方をオフにしておくことが可能です。


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これでAndroid標準の画面となりますので、通常の設定画面から、端末が回転したときに画面のコンテンツを回転させるか横向きのままで固定するかを選んで設定できます。
これが自然な使い勝手のように思います。App Barの強制画面機能は、使っていません。

Gemini PDAですけれど、問題なく快適に使っています。満足です。


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