HP Pavilion 10-f008AUを発売日に注文しました。本日実機が届きました。
HP Pavilion 10-f000シリーズは、非常に低価格な10.1インチワイドAMD A4-1200 APUのファンレスノートPCです。Windows 8.1 (64bit)プリインストールですが、メモリは2GB オンボード (1066MHz,DDR3L SDRAM)です。320GB HDD(SATA, 5400回転) が入っています。
昨年発売の、HP Pavilion10 TouchSmart 10-e000の方は、タッチパネル対応でした。APUなどの基本スペックはほぼ同様で、【Hothotレビュー】日本HP「HP Pavilion10 TouchSmart 10-e000」 ~ネットブックの置き換えに最適なお手軽タッチ対応モデル - PC Watch.htmでもレポートされています。
Windows8.1搭載ネットブック、というのが的を射ています。プロセッサはXP時代のネットブックよりは速いようですけれど、Core iはもちろん最新のAtomにも負けています。3Dグラフィックは最新Atomより上のようですけれど。
HP Pavilion TouchSmart 10-e000はタッチパネル対応ですが、今回のHP Pavilion 10-f000は、タッチパネル非対応です。その分重量が1.28kgから1.1kgに減っています。
それだけでなく、細かい点が変更されています。液晶画面は光沢から非光沢になっていますし、キーボード手前のトラックパッドは左右独立のクリックボタンが付き、右クリックやダブルクリックも問題なくなりました。レビューで不評だった光沢筐体の指紋の付きやすさも、トップカバー/パームレスト/底面には、指紋がつきにくいテクスチャーデザインを採用して改善しています。
激安ノートPCなのに、地味に改善し、それもクラムシェル非タッチ用途に合わせて、液晶画面やトラックパッド操作についてきちんと見直しているのは好感が持てます。
一番の特徴は価格の安さで、33800円(税別)というのは、Windows8.1のノートPCとしてはあきれる安さです。しかも、6/1までに購入すると、5千円のキャッシュバックキャンペーンの対象となっていました。なんじゃそりゃの安さなので、とりあえずポチってみました。
Windows8.1タブレットPCは持っていますし、Windows7レッツノートSX2も現役で使っています。iPadや7インチAndroidタブレットもあります。けれど、最近の使い方で言うと、Centos6.5サーバーの設定や、Raspberry Piのsshでの設定をPCでしています。タブレットは、そういう用途には使いにくいです。クラムシェルノートPCが望みです。
レッツノートR7を愛用していた身からすると、HP Pavilion 10-f008AUは、重量1.1kgはちょっと重いです。あと150g軽ければいいのに、と思わずにはいられません。もっとも、150gの差は冷静になれば、価格からすれば頑張った方のようにも思えます。R7プレミアムエディションの10分の一の値段ですから、150g程度はまあいいかと思うべきなのかもしれません。
そうすると、あとは使い物にならないくらい遅いのかどうかというのが気になる点です。HDD容量は十二分にあると思います。メモリは2GBで増設できないのはちとつらいかもしれません。でもそれはWindows8.1(64bit)だからであって、Ubuntuでも入れてそちらを使えば十分すぎるメモリのようにも思えます。Windowsでもどうせcygwinとブラウザとファイラーとエディタを使うのですし。大きさや形状は良いですし、キーボードは悪くないです。実機を手にして、ファンレスでこのキーボードでクラムシェルっていいねえ、と思ってしまいました。
トラックパッドも、あきらめて外付けマウスを用意していたのですけれど、マウスなしで普通に使えます。HP Pavilion TouchSmart 10-e000シリーズとこんな細かい点の仕様が変わっていたのは正直驚きました。
遅いのはご愛嬌です。とは言え、ストレージはさすがになかなかの遅さです。
さて、メモリ増設できないのは仕方ないです。HDDだけでも早速換装してみることにします。CFD販売 TOSHIBA製SSD2.5inchSATA512GBを調達しておき、EaseUS Todo Backup Freeをインストールします。SSDをCenturyのケースに入れて、USBでつなげてディスククローン作成してみます。
窓の杜からEaseUS Todo Backup Freeをダウンロードしてインストールします。
最初エラーが出たものの、2-3度やり直したら無事ディスクごコピーできたようです。なんでエラーかわかりませんが、外部給電できないSATA2.5ケースだったからかもしれません。納戸からアダプタを引っ張り出すのが面倒で手元のものを使いました。
では換装です。まずひっくり返して、キーボードマークのついたネジ二つを外します。
これでキーボードがペリペリはがれるので、フレキシブルケーブルを慎重に抜きます。
キーボードの下のネジを外します。HDD表記を2本、その他もすべて外します。
下の小さいフレキも念のため抜きましたけれど、HDD換装には関係なかったようです。つけたままで大丈夫でしょう。
ひっくり返して、筐体底面のネジをすべて外します。
奥の二つのゴム足をべりべりはがし、その下のネジも外します。
本体背面の4つのネジも外します。これで分解できるようになります。
問題なく開腹できました。ノートPCとしてはかなり簡単な方でしょう。
ここから元通り組み立てます。パカパカ閉めて、キーボード下のネジを締め、キーボードフレキをさして固定し、キーボードをパチパチはめて、筐体底面と背面のネジを締めます。ゴム足を貼り直せばできあがりです。
電源投入、換装成功のようです。
ああ、ストレージがまともな速度になりましたね。
1.046kgと出ました。まあいいかな。
環境設定をしながら、このエントリもHP Pavilion 10 Notebook PCで作成、投稿しています。
深夜になりました。ファンレスのノートPCの唯一の騒音源、HDDをSSDにしてしまうと、無音!です。静かに使える上品なノートPCになりました。いいね。